お盆の思い出(01)鳴門市で解き放たれた男たち
今更ですが、お盆の思い出を書きます。(´∀`)
8月お盆の阿波踊りシーズンうずうず連の男踊りは鳴門市で解き放たれました
以前から楽しみにしていた数年ぶりのツアー「鳴門市・徳島市阿波おどりツアー」のために徳島県へ向け西海市を出発。
皆、興奮を抑えきれず移動中もyoutubeで本場の阿波おどりの動画をヘビロテ。
約9時間かけて辿り着いたツアー最初の場所は、鳴門ドイツ館近く、四国八十八ヶ所霊場の一番札所 霊山寺の鳥居をくぐってすぐの「民宿観梅苑」。
チェックインすませ、すぐさま我々を大道銀天街で待ってくださっている師匠連の太閤連連長 藤田連長のところへ。
今回は太閤連の姉妹連の渦月連さんにお世話になり、衣装をお借りして同行・演舞させていただくことになっていたため、素早く着替え渦月連さんが待機する 鳴門共和荘へあいさつに向かいました。

鳴門うず潮をイメージした藍色の衣装がとても鮮やか。
渦月連の横関連長に大会の3日目フィナーレとなるこの日のスケジュールを説明いただき
早速、桟敷のある(有料)鳴門東演舞場へ!

まだ少し明るいうちに記念撮影。
徳島県内のトップをきって盛大に繰り広げられる「鳴門市阿波おどり」は3日間で約70,000人を超える人で賑わいます。
(8月9日、10日、11日各日19:00~22:00)
そんな大舞台で踊れる機会をいただけるとは凄まじく光栄で、この上ない幸せ。
鳴門東演舞場 桟敷入り口には人・人・人・・
やっぱり本場の桟敷は長い! 約100Mの距離を踊り進むことを想像だけで大興奮!
そして
渦月連さんの男踊りはどんな風に踊るのか ! 本場の踊りを至近距離で体験出来るまたとないチャンスです!
我々は今の気持ちを互いに伝えようとしますが、興奮のあまり舌がもつれてなんて言っているのか分からず、
うン、うんとうなずきながら、まだかまだかとその時を待ちました。
1ステージ目
目の覚めるようなカネの音を合図に、渦月連さんの男踊りに継いて、いよいようずうず連もスタート!
二拍子を刻む迫力ある大太鼓の重低音が、足元から全身を駆け巡っていきます。
うずうず連男踊りは、のんき調をベースにしたしなやかな独自の踊りを得意とします。カラダの上下の動きは少なくウチワをひらめかせ、流れるように舞うのです。
若い人から言わせれば、・・・ちょっとオヤジ臭が香る踊りなのかもしれません。
晩酌時に例えるなら、あっさり目の日本酒を小指を立ててキュっと飲む感じです。
しかしここは本場、シャキシャキの桟敷ステージ!
今日は踊り狂う地元の若者のように、華々しく豪快に乱舞したい!
熱い思いをたぎらせ1スージ目から全力投球です!
一緒に踊らせてもらった男踊りのワンシーンをご覧ください。(45秒)
ご覧通り、
んん~ さすが! 渦月連さんの男踊りは鳴門海峡の渦潮をイメージした豪快でキレのある踊り。
例えるならビールにすだちを絞り、ジョッキで豪快に味わう感じ。
鳴門のうず潮に西海橋のうず潮も負けとられん!
動画を見る限りうずうず連も最後まで豪快に踊り切れているのではないでしょうか。
2ステージ目
・・・・・・が、2ステージ目「うずしおくん西演舞場」では早めに力出し切ったせいで息も絶え絶え。
桟敷中間ではお笑いコンビ「COWCOW」、タレントの上野優華さんなどが登場。その場でしばらく踊る時間もあったりで、1ステージ目より演舞時間が長く、疲労困ぱい。
後半
桟敷真ん中にUターンして戻り乱舞で締めくくるシーンでは、全力疾走で中央に向かう渦月連さんの後ろ姿を見て「え、また戻っちゃうの!?」といったような表情をうかべ、必死に小走りで追いかける情けない姿に・・・。
まるで降りる駅を間違えて反対ホームへ小走りするときのよう。
それでも、それでも、
鳴門のうず潮に西海橋のうず潮も負けとられん! っと
最後までくらいついて踊りました。
小走りでなんとか食らいつくうずうず連をご覧ください。(18秒)
この後我々の筋肉はズタズタ。
天空の城ラピュタのロボット兵のように腕を垂らし、 顔はうなだれ、もう四つん這いじゃないと歩けないほどでした。
どうでしたかッ!?っと、
渦月連さんシャキシャキとした問いかけに、
筋肉の強張りからか口が閉まらず、ヨダレを垂らしながら
しゃいほーでひたー。。と、
なんて言ってるかわからい失礼な返ししかできましせんでした。(泣
3ステージ目
そして、3ステージ目は(最初に着替えをした)大道銀天街に戻ります。
閉まらない口を押さえ、蛇行しながら目的地まで這いずっていると、うずうず連連長から嬉しい一言。
「渦月連の横関連長のはからいで、持ちネタを披露してもいいってばい!」
な、なんと本場でうずうず連の構成ができる!!
うれしさのあまりしばしこれまでの疲れを忘れ、早速打ち合わせ。
上がらなくなってきた両腕と、次踊ったら破壊されると怯える両足たちをはたき、
「しなやかでキレのあるうず潮を見せたる!!」
頬を3度叩いて、いざ出陣!
嬉しくてたまらない西海橋のうず潮をご覧ください。(120秒)
気力で踊り、全てを出し切った。 体内の水分はもうのこっていない・・・もう立てない。
聴覚、視覚、あらゆる感覚が静かに背を向け離れていく。
足元が地上から少し浮き上がっているような感覚を覚え、
脳内にはレッド・ツェッペ○ンの「○○の階段」のようなメロディーが流れている。
そのメロディーをかき消すように、
「はい、フィナーレの会場に向かいますよー! 」
物語は終わっていなかった。
「もう一歩この先を見に行こう」と踊りの神が我々の背中を押してくる。
4ステージ目
・・・もうなにも覚えていない。
※レッド・ツェッペ○ンの「○○の階段」の歌詞や説には何も関係しません。