2016-11-01

これ知ってますか?日曜洋画劇場のサヨナラおじさんの顔を久しぶりに見た時のようなジ〜ンと込み上げてくるものがありました

これ知ってますか?

西海市西彼町みやんなのグベ

私、30代。

これを発見した瞬間、懐かしさのあまり、日曜洋画劇場のサヨナラおじさんの顔を久しぶりに見た時のような、ジ〜ンと込み上げてくるものがありました。

そう、西海市のみなさんはご存知 !?
この時期、どこかでこっそり登場する季節を伝える果実「アケビ」にそっくりな「グベ」の実です。

アケビと違って実が熟してもタテに裂けないのが外見の特徴。さわって柔らかければ食べごろ。葉は、冬に枯れ紅葉するアケビに対して緑のまんまなグベ。

10月23日の「自然の恵みフェスタ2016」で出店されていた西海市は西彼町宮浦郷148に加工所がある「みやんな」さんのブースに、この「グベ」が。

西海市西彼町宮浦郷148に加工所があるみやんなのブース

西海市西彼町宮浦郷148に加工所があるみやんなさんのブース

西海市西彼町みやんなの手作りみそ

主に手作り味噌と柚子ごしょうを加工し、直売処やイベントで販売しているそうです

「グベ」は実は方言で、正式には「ムベ」。

Wikiると、

アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物。別名、トキワアケビ(常葉通草)。方言名はグベ(長崎県諫早地方)、フユビ(島根県隠岐郡)、イノチナガ、コッコなど。(Wikipedia

「トキワアケビ」と高尚な名前から「コッコ」と NHKみんなのうたでありそうなポップな名前までいろいろです。

 

続けて、Wikiを読むと

日本では伝統的に果樹として重んじられ、宮中に献上する習慣もあった。茎や根は野木瓜(やもっか)という生薬で利尿剤となる。(Wikipedia

とあります。

さらに、ググルと、
不老長寿の縁起物に加え、今では希少な果実であることがわかりました。

子供の頃、お菓子はあまり食べなかった私は、おばあちゃんが山の中で採ってきたもの、それを料理したものをよく食べていました。
おばあちゃんの作るものは、甘いものが多かったからかもしれません。

その中の一つがこの「グベ」。
皮をむき、口で直接果肉と果汁をすすると、独特な風味と甘みが広がりいい感じ。大人になった今、その味に懐かしさが加わってジーンと体に染みわたります。

 

西海市西彼町みやんなのグベの実

料理を美味しいと感じる要素は、見た目がその中の半分以上を占め、次に触覚、聴覚と続きますが、「懐覚」もあったりするような気がします。

あ、、読み方は「かいかく」で、あくまで「懐かしさ」の感覚であって、「ふところ」の感覚ではありません。

ふところだと金回りいいときのその具合の感覚になっちゃって、懐具合がいいときは美味しく、悪いときはマズイとかなんとかになっちゃいます。またその逆も。

いや、まてよ・・・・大人の今ではこれもあるかも!!!(笑。

 

 

子供の頃、山の実を求め一人で山に入り、木に上ったり、草を分け探したりした事を思いだし、

自分の子供たちを山へ連れて出して、食べられる果実を教えたりしたいなぁ〜。(心細いので当然おばあちゃんも一緒に)

と、考えながら

グベ(ムベ)を握りしめ、懐かしさに浸っていると、
それをみた、

みやんなの店主が一言
「グベは、野生のお猿さんが、大好物なんですよ!」

 

 

んん〜、 宜(ムベ)なり。。。

 

 

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