うずうず探検隊Vo.1
西海橋に住みつく猛獣を追え!
我々、うずうず探検隊は西海市の未知なるものを解明するために結成されました。
しかし、活動はたま~にです。
あっ、先週、隊長からメールが来てました 。 ちょっと見てみましょう
ご苦労、ハマボウ副隊長。
観光客が集まる赤い橋に、人間をのみ込む怪物がいる!との奇妙な情報が入った。
早速調査にあたってくれたまえ。
あっ、
それからな、何でも、のみ込まれる人は、笑って嬉しそうな顔をしているそうだ。
怪物、……!?
「観光客が集まる赤い橋」とは、あそこしかない・・・。
西海橋だな。
しかし、なんで嬉しそう……!? なんだ
き、
気になる、、
うずうずしてきたぁー! 徹底調査開始!
<<数分後>>
着いたぞ。
西海橋は、いつもにも増して赤く染まっている・・・。
慣れてる私でも、足が少し震えている・・
ちょっとすみません。 オジサ っ。
あっ!、
この人、・・・
蝋人形にされている・・・・ ゴクッ・・・
ウッ!
心をなくした者たちが、手招きをしている・・・・。
ハッ!
なんなんだ 不気味なあの目は・・・・
なんなんだここは、・・・
ハッ!
通りを抜けた瞬間!!
ア゛ッッッ!!!
その時、副隊長が見たものは!!
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頭から突き出る鋭い角の先には、その餌食となったものの血で染り、
肌は浅黒く、喰らった獲物で腹はふくれ、
大きな口で、今、! 人間の頭をのみこもうとしているッッッ!
が、 しかし、その人間の顔は幸せな微笑みをうかべている!っ
カシャッ!!!
眩しいカメラのフラッシュが光ったのち、食べられていたはずの人は、ゆっくりとその場を去っていった・・。
もう一度、私はあの怪物を、、おそる おそる 見る。 すると、
ポカンと口を開けた、
なんとも愛らしい姿がそこにあった。
現状に甘んじず、常に好奇心のアンテナを3本も張りめぐらし、一見とぼけたように見えるその瞳は、まっすぐに明日を見つめる。
そして
両手を広げ、全てを受け入れるような、ふくよか佇まいは、一度その胸に飛び込むと
甘い西海みかんを食べた時のような満ち足りた時間を与えてくれそうである。
・・・・・・・・。
そう、彼は、西海橋のゆるキャラだったのだ。
あ。 そう。
うずまくぞーくんの作者である、キレイな女性のOさんに話を聞くことができた。
私は西海橋物産館 魚魚市場に勤めるOです。
昔ここに勤めておられ、お世話になった支配人さんに、
常日頃から西海市を盛り上げたい! 思っていた私は、
名前は、「ウズピー」が良かったんですが、すでに
でもその後ここのスタッフで「うずまくぞーくん」と名前を決め、
中でもうずまくぞーくんクッキーは一番人気なのですが、
残念ながら製造工場の熊本が震災の影響をうけ、現在、一時販売一時休止中・・なのです。
しかーし!
私たちは負けていられません!
今、うずまくぞーくんの新グッズを開発中です!
うずまくぞーくんと、いや!、
とにかくこんな感動グッズ、すぐに手に入れなければ!
で、消しゴムとボールペンゲット。
インクがすぐになくなるとのことでした。そして消しゴムはかなり在庫が・・・
ウレシー!
隊長、以上です。
ねっ、なんでポシェットの中に50円なの?